INTERVIEW社員インタビュー
CASE 02
環境技術部Y・T
業務内容を教えてください
土壌汚染調査です。土地の改変や土壌汚染の有無を調査します。工事の前段階を担っています。
入社のきっかけはなんですか?
学生時代に地質学を専攻していました。弊社のジオサイエンス部で地質コンサルティングに関する事業を行っているのを知って、興味を持ったのがきっかけです。
なぜ地質学を専攻したんですか?
いやー何となく(笑)。なんて言うんですか、火山って何となくダイナミックなイメージがあるじゃないですか。それで火山を含めた地球科学、地質を選びました。
今はどの様な仕事に取り組んでいるのですか?
入社時から環境技術部に所属しています。土壌汚染調査を主に担当していて、工場跡地等で調査を行っています。土壌調査の他には、地下埋設物調査として地中レーダー探査なども行いました。
直近では、地下水汚染が見つかった工場で、浄化方法を検討するための現地試験に携わっています。
汚染が発見された場合どうされるのですか?
土壌汚染などが見つかった場合、必ずしも除去をする必要はないんです。人の健康を害する恐れがない場合には、工事をしないという選択もできます。
例えば、地下水の定期的なモニタリング行ったり、汚染地に手を加える場合に汚染を広げないようにすれば大丈夫だったりするんです。汚染の有無だけでなく、対処方法までを提案します。
調査はどの様にして行うのですか?
まず、地歴調査というものを行います。古地図や登記簿、ヒアリングなどを基に、その土地が汚染された可能性があるかどうか。戦後あたりまで遡って、その土地がどのような用途で使用されてきたのかを調べるんです。
それを基に「おそれ区分」というものを実施します。有害物質を使用している工場の作業場や配管が通っている場所は比較的汚染の可能性が高く、山林や住居であった場所なら可能性は低いと。
汚染の可能性がある場合には、ボーリング調査・土壌ガス調査で試料採取をして分析機関に分析依頼をします。
当社で働く理由はなんですか?
土壌汚染の有無を調べるのが業務ですので、汚染が見つかってお客様が喜ばれるということはありません。ただ前述のとおり、対策の提案を行います。
汚染を管理していくためのデータ収集を行い、そのおかげで対策やその先の土地開発がうまく進んだとお客様に喜んで頂いたときは、やりがいを感じます。
データ収集は、例えば汚染の平面方向・深度方向の分布状況や地下水・地質の状況など、あらゆる方面からデータを集めます。
また、弊社で言えば、先輩や上司は、忙しい時でも質問に対して快く答えてくれます。各自が担当案件を持つので、個人商店的な部分はありますが会社としてのフォローは手厚いと思います。
男性が多い職場で女性として苦労した経験はありますか?
あえて言うなら、現場のトイレでしょうか。女性用トイレが無かったりしますからね。
確かに男性が多い職場ではありますが、今年の4月に女性の新入社員が2名入社して、20名弱の部署に女性5名となりました。会社としても女性の雇用を積極的に行っています。
先輩社員に産休育休で1年ほど休業をした方がいます。復帰後すぐは在宅勤務を組み合わせながら働いて、今はフルタイムで勤務しています。
月のうち1~2週間くらいは現場に出勤しますが、子育てをしながら遠方の現場に行くのは難しいので、優先的に近い現場を担当するなど考慮してもらっているようです。育児との両立も可能だと思います。
今後のキャリアプランを教えてください
まだまだ全方位未熟ですから。でも将来的には得意分野を作って、社内の人にも社外の人にも、また一緒に仕事をしたいと思ってもらえるような技術者になれればと思っています。
入社を考えている人に向けてメッセージをお願いします
次々に新しい案件を担当しますので、色々なお客様に会い、全国各地に行けます。若手のうちから主担当として仕事を任されますが、フォローがあるので安心して取り組めます。
私は地質学をやっていましたが、その経験が必須だとは全く思いません。実際、部内の人のバックグラウンドはまちまちです。入社後、2カ月間くらいはグループ会社全体での研修、1年目はOJTを通しながら案件に関わって仕事を覚えていくので、学生時代のバックグラウンドが無い方でも安心して働けると思います。