入社を決めた理由を教えてください

大学では、小学生の頃から好きだった昆虫の研究をしていました。昆虫の生態は、その場所の植生や土壌といった環境要因に大きく左右されます。そのため「土壌環境を改善すれば、生物の保全にもつながるのではないか」と考えるようになり、土壌の分野に興味を持つようになりました。

大学生活ではコロナ禍の影響で留学や外部調査の機会が失われてしまったため、大学院へは進学せずに就職活動を行いました。土壌環境への興味から環境事業に関わる企業を探す中で、調査から浄化までを一貫して手掛けるジオテクノスに魅力を感じ、入社を決意しました。

現在の仕事内容を教えてください

現在は環境工事部で土壌浄化工事の施工管理を担当しています。工事現場ではさまざまな重機が稼働しており、土木工事を間近で感じることができます。大学まで生物のことを専攻してきた私にとって、土壌汚染対策や工事の段取りは初めての学びであり、興味深く取り組んでいます。

1年目はまず「現場を見ること」から始め、現場で作業員さんたちとコミュニケーションをとりながら施工の流れを理解しました。現場を見ていく中で重要視した点は「安全管理」です。現場は常に危険と隣り合わせで「これだけ重機と離れていれば大丈夫だろう」と思っていても、不十分なケースが多々ありました。あらゆる可能性を想定しないといけないことを痛感すると同時に、人の命を預かる仕事だという責任も感じています。

2年目からは施工の流れや安全管理に加え、少しずつ工事に関連する予算にも触れ始めました。工事に必要な資材や人の単価を学び、発注の流れを覚えるなど、施工管理としての業務の幅が広がってきたと感じています。

今の仕事で最も大切だと思う要素はなんですか？

「人との程よいコミュニケーション」です。施工管理の仕事は、作業員さんたちにいかに動いてもらうかが鍵です。そのためには、作業員さん一人ひとりをよく知ることが大切です。みなさんその道のプロなので、専門性が高くて面白い話も聞けますし、時には私から施工の流れを相談することもあります。時間が空いたときは仕事だけではなくプライベートの話もすることで、個人の体調や環境を知ることができ、施工における危険個所を把握することにもつながります。

当社の魅力はなんですか？

周りの同期や先輩たちも言っているのですが、「働いている人の良さ」です。皆さん優しくて接しやすいですし、人それぞれ個性があるのも面白いです。

私は、働くうえで良好な人間関係は何よりも大切だと考えています。ジオテクノスは先輩や上司が分からないことは丁寧に教えてくれますし、時には「そこは自分で学んだ方がいいんじゃない？」と、私の成長を思って言葉をかけてくれます。

また、プライベートも充実させられます。社内では週末に集まっている方もいますし、私は趣味のロードバイクや登山を一人で楽しんだり、同期と一緒に出かけたりすることもあります。

入社後の研修や教育体制はどうでしたか？

DOWAホールディングス全体の研修が2ヶ月ほどあり、社会人としてのマナー講習を受けました。ジオテクノスに来てからは、2週間ほど業務の概要を学んだ後、現場に出て経験しながらあらゆることを学びました。

最初は驚きましたが、現場の仕事は実際に経験しないと身につかないことがほとんどです。作業標準書があるとはいえ、座学だけでは頭に入ってこないので、現場を見ながら冊子を見返し、一つひとつを理解していきます。これを繰り返すことで知識として定着し、現場に出て半年ほど経って施工の流れを理解し始めることができました。

入社から1年半が経過し、成長した点と今後の目標を教えてください

施工の段取りができるようになってきたことです。ですが、まだまだ学ぶべきことは多いので、3年目までに一通りの流れを理解し、自分で指示を出せるようになるのが直近の目標です。

また、作業員さんに信頼される人間になることも目標としています。現場で作業員さんから質問を受けた際、安全や品質、工程等に関わることなので中途半端な返事はできません。まだまだ「聞いてみます」と持ち帰ることが多く、もっと知識が必要だと感じています。自分の知識で判断できるようになれば、それは作業員さんからの信頼につながるでしょう。その一環で「1級土木施工管理技士」の資格取得にも挑戦しています。

入社を考えている人に向けてメッセージをお願いします

いろいろな物事に興味を持てる人はぜひ来ていただきたいです。私も土木の施工管理を初めて学んでいますが、知らない世界だからこそ面白いと感じることがたくさんあります。

会社の人や作業員さんと話していると、色々な知識や技術を見聞きできてとても面白い仕事です。ジオテクノスは調査から工事まで幅広く手掛けており、得られる知識や技術も多岐にわたるので、大きく成長できる環境です。